生活保護110番
司法書士の浦井です。
1月29日は、全国青年司法書士協議会主催による「全国一斉生活保護110番」が実施されており、私はもはや青年でもないのですが、後輩の青年司法書士会メンバーが困っている様子だったので、OBですが相談員として大阪会場の電話相談に参加してきました。
電話相談は午前10時から午後4時だったものの、大阪の方で格別告知や広報などを行なっていなかったらしく、ほとんど電話はなっていませんでした。
しかし、午後1時にNHKの全国版ニュースに取り上げてもらって放送されてからは、午前とは逆に、ほとんどの時間で電話が繋がっている状態となっていました。
事務所に来る人は直接に助けることが出来ますが、うちの事務所に限らず、法律専門職に辿りつけない人のためにはこのような110番活動というのは本当に意義のあることで、生活保護問題の広がり及び深刻さを感じさせてくれた非常に良い機会でした。
民事信託
司法書士の浦井です。
司法書士の業務って、ご存知の方は理解できると思いますが、途中経過はケースバイケースで色々であるものの、結果として出来上がってくるのは、名義変更の登記が出来上がるとか、会社設立登記ができて会社謄本が上がるとか、幾ら支払えという判決が取れる、といったように結論としては、ある程度画一なものを提供をしています。
ところが、提案する専門職によって、結果が全く異なってくるサービスが、業界でも話題となっています。
それが「民事信託」(人によっては「家族信託」と呼ぶ人もいます)というものです。
ここについては、私も一通り勉強して知識を入れていたのですが、日司連が全国いくつかの会場をつないで、全国同時にこのテーマに関する研修をするという事であったので、私も参加してきました。
初めて民事信託とはなんぞやというのを知る人もいるでしょうし、現在の知識のブラッシュアップや日司連としての考え方はどうかということを知るためという人もいるでしょうけれど、今回の研修は両方の需要を一通り満たすもので、満足のいくものであったように思われます。
私も更なるブラッシュアップを図って、遺言や生前贈与、成年後見では解決出来ない問題に対して、よりよい提案ができるように、更なる勉強が必要だなと認識を新たにすることが出来ました。
新年賀詞交換会
司法書士の浦井です。
新年になりましたが、更新が遅れていました。
そのため、松の内は過ぎていますが、改めまして
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
ところで、1月16日は大阪司法書士会及び関連団体4団体による新年賀詞交換会が開催されました。
関連団体とは、看板にもありますが、大阪司法書士政治連盟、(一社)大阪公共嘱託登記司法書士協会、(公社)成年後見センター・リーガルサポート大阪支部、大阪司法書士協同組合のことです。
この新年賀詞交換会は、昔は毎年実施していたものの、諸般の事情で数年間開催されていませんでした。
しかし、司法書士を取り巻く環境の変化から開催の必要性が高まり、2014年1月に復活を果たし、今年で3回目となりました。
会務でよく会う人から、久しぶりに顔を見る人まで、色々な同職を交流を温めることが出来、楽しい会でした。
平成28年度業務終了
司法書士の浦井です
平成28年度の業務は、御用納めの本日で、営業終了です。
新年は、1月5日から営業再開です。
外務省ハーグ条約室講演会
司法書士の浦井です。
唐突ですが、ハーグ条約ってご存知でしょうか?
単なる都市名の入った条約なので、ハーグ条約というものだけでも文化財の保護に関するものや、外国公文書の取り扱いに関するものなどいくつもあるのですが、「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約」というものが最も一般的なものとされています。
これは簡単に言えば、国際結婚をした夫婦のどちらか一方が子供を連れ去って別の国に引っ越した場合に、連れ去られたもう片親から、子供の返還や面会交流の要求ができるように、国際間協力をするという取り決めをしたものです。ちなみに、日本では2014年4月から施行がされています。
このハーグ条約に関しては、大阪司法書士会が加盟している(公社)民間調停センターが外務省から業務を委託を受けており、また、日司連で私が所属している家事事件受託推進ワーキングチームも関連性があるということもあり、大阪弁護士会で開催された標題講演会に参加してきました。
外務省からは、ハーグ条約関連業務の実質責任者が来られており、改めてハーグ条約の詳細な内容を確認できたと共に、条約締結後の実績や状況など色々と示唆に富む内容の話が聞けて、非常に充実した2時間となりました。
実際にハーグ条約の適用となるような事案の相談が寄せられることはそうはないと思いますが、来たとしてもある程度は対象するための基礎は身につけることができたかなというところです。
台湾地政士会
司法書士の浦井です。
司法書士は日本の制度ですが、外国には同様の制度がある国があり、台湾ではそれが地政士というものです。
そして司法書士会と同様、地政士会という団体があり、先日台湾の新竹市の地政士会が大阪司法書士会を訪問されましたので、私も大阪司法書士会の役員として、意見交換会に参加しました。
地政士さんは、司法書士と同様不動産登記の業務をされていますが、登記も表題登記をされて土地家屋調査士業務もされたり、不動産取得した後の税金申告をするなど税理士業務もされ、いわば不動産全般のスペシャリトといったような仕事らしく、意見交換会で向こうから出た質問もそのような系統の質問が中心となっていました。
このような外国の方との意見交換会は結構刺激を受けるものがありますね。
京都司法書士会
司法書士の浦井です
先週末11月4日は京都司法書士会で研修の講師をしてきました。
今回は、日司連の子どもの権利擁護部会と家事事件受託推進WTとのジョイント事業である「無戸籍問題に関する研修会」でした。
一般的には戸籍の無い人なんているのかなと思われるかもしれませんが、民法772条に「婚姻成立の日から200日を経過した後又は婚姻の解消もしくは取り消しの日から300日以内に生まれた子は婚姻中に懐胎したものと推定する」という規定があるため、実際は再婚した夫の子であっても元夫の子として戸籍を取り扱われるため、出生届けを出せずに無戸籍となってしまう子どもが一定数存在しています。
その数は推計1万人とも言われています。
この無戸籍問題について、前半の概要背景を子ども部会が担当し、後半の具体的救済手続きを家事WTすなわち私が担当することになりました。
少しマニアックなテーマでしたが、みなさん熱心に聞いていただき、少しは関心を持ってもらえたかとは思います。
東京司法書士会との協議会
司法書士の浦井です。
先週末は東京司法書士会と大阪司法書士会との協議会でした。
この協議会は、大規模単位会だからこそ会務運営で苦労している点について、それぞれ情報交換をして、今後の会務運営に生かすためのもので、かなり前から継続されています。
毎年相互に訪問しあい、今年は東京会さんが大阪に来られる番でした。
全体会で法定相続証明情報制度その他について協議したあと、部門別に別れての分科会で各部が抱えている課題についての情報交換などを行いました。
ずっと継続されているのに、議題が枯渇することがないあたりに、この協議会の重要性必要性があるのかなとは思います。
静岡県司法書士会で研修講師をして来ました
司法書士の浦井です。
先週末は、静岡県司法書士会において開催される「養育費相談会」の事前研修のための講師をして来ました。
その日は、研修は2コマ予定されており、1コマ目は日司連の鯨井副会長による「規則31条業務〜遺産承継業務を中心に」というテーマの研修でした。このテーマは、司法書士界でまだまだホットなので、受講されている皆さんは結構熱心に聞き入っておられました。
2コマ目の私の担当分は、「養育費を中心とした離婚問題に関する実務」というテーマです。
鯨井副会長の研修とセットだったこともあったため、受講される方も結構多かったのですが、2コマ目もほとんどの方が残って聴講して頂いてありがたい限りでした。相談会の事前研修だけだったら、それほど受講する方も多くなかったかもしれませんが、セットにして頂いたことで多くの方に聴いて頂ける機会を設けてくれた静岡県会さんには感謝です。
講義内容は、過去に何度か話した内容なので、特に苦労することはありませんでしたが、いつもは2時間話す内容を1時間30分ですることになったため、出来るだけ割愛することなくいかに多くの論点を盛り込むかには少しだけ苦心しました。
研修会の後は、静岡県会の皆さんに接待頂いて、静岡おでんその他美味しい食事を堪能させて頂きました。
静岡県会の皆さんありがとうございました。
ホームページを公開しました。
これまでのホームページを今回一新しました。
今回はブログページも作りましたので、適宜更新していきます。
今後ともよろしくお願いいたします。